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イエローフラワー|シンボルマークデザイン

更新日:2020年11月25日

こんにちは!しらいし(@mi_shirako)です。


シンボルマークといえばどんな企業を想像しますか?

シンボルマークの役割は企業や個人、サービスなどの経営指針を反映、象徴したり、顧客の皆様に企業を覚えていただく、大切なものです。

今回はWEBサイトを開設したばかりということもあり、制作の流れや自己紹介も兼ねて私のシンボルマークについてご紹介したいと思います!


こちらが私のシンボルマークです!



シンボルマークのモチーフには菜の花を選んでいます。

ここからは制作理由やモチーフを選んだ理由、デザインについて掘り下げていきたいと思います!



シンボルマークを作ろうと思ったきっかけ


私がシンボルマークを作ろうとしたきっかけは成人式や20歳の誕生日を迎えて、人生として一つの区切りを迎えたことにありました。

成人式という大きなイベントを迎えて「私、大人になったんだな。」と実感すると同時に、


「自分はまだ大人と呼べるにふさわしくない、人として女性としてもっと成長したい!」


という気持ちが強くありました。


私は当時専門学校を休学していました。その間にグループ展を開催したり、ご縁あってCDジャケットや動画素材、名刺のご依頼など、常に制作を続けていました。

しかし自主制作物…これをあまり作ることができていなかったのです。

展示のDM、絵は制作しましたが、休学期間の後半はほとんど動画素材の制作だったので、復学を目前に自分が休学中どのくらい成長できたのかが全く分からなかったのです。


休学期間中ちゃんと自分に技術がついたことへの確認はもちろん、自信を持って専門学校へ復学するために、成長への決意を込めたシンボルマークの制作はスタートしました。



シンボルマークのモチーフ選び


女性らしさとしたたかさの共存。


シンボルマークのモチーフは「月」以外のものと決めていました笑


私自身、「白石 美月」という名前をとても気に入っています。

実際休学前に制作したシンボルマークや、今回も菜の花を選ぶ直前までのモチーフは「三日月」を選んでいました。

また、名前の由来である「美しい三日月」から連想し、月が三日月から満月になるように成長していきたいと意味を込めて活動名を「もちづき」*としていたこともありました。

(*望月は十五夜の満月のことです。)


そこまで思い入れのある「月」というモチーフを捨てたのには2つの理由がありました。

  • モチーフとしてはいいけど月を使うのは安直では?

  • 月にこだわる必要性を感じなくなった

休学前に月をモチーフにしたシンボルマークを制作していたので、ブラッシュアップとして同じモチーフを選ぶのは成長が分かりやすく、とても合理的だと思います。

しかし、シンボルマークは前述にもある通り私の指針を示すものであり、決意を込めるには不十分だと感じました。

そのため、新たにどんどん成長していく決意をするためにこれまでの自分(コンセプト)を捨てることにしました。


そこから悩みに悩み、たどり着いたのが誕生花である「菜の花」でした。

菜の花の花言葉である、

  • 快活

  • 活発

  • 競争

この3つが復学後、新しいクラスメイトと切磋琢磨したいという私の思いに沿っていたため、モチーフに採用しました。

また、菜の花は1本に小さな花をいくつも咲かせますが、1つ1つの花がしっかりときれいに咲いている姿にしたたかさを感じ、どんな時でも芯を強く持つという思いを込めました。


現在も幼少期から座右の銘である「やりたいことはやってみる」に沿っているため、気に入って使用しています。


ちなみに菜の花は見るのも食べるのも好きです。

にんにくと鷹の爪を効かせたペペロンチーノや味噌汁をよく作ります。



デザイン・設計していく


NHKで放送されている「デザインあ」の日本の家紋を紹介するコーナーを好んで見ていたこともあり、自然と紋のようなしっかりと設計されたデザインを作りたいと考えていました。


ラフデザインでは花を使用した紋の中では代表的な梅や花菱などを参考にイメージを固めていきました。

(写真の中央がシンボルマークのラフ、左上が花菱を正方形に収まるように書いて参考にしたもの)


この時はまだ菜の花の模写に近く、正方形に収めることや、円を使って制作していくということ以外は特に決まっていませんでした。

花の中央部分も雄しべを入れるのか、花びらの筋だけにするのか悩んでいるのも伝わってきますね。


そしてイラストレーターで制作していく上でルールを設けました。

正直なところここまでしっかりとルールを設けてデザインするのは初めてだったのでとても苦戦したことを覚えています。


1つ目は花びらで使用している一番大きな円(一番薄い黄色の円)を基準に、

  • 2分の1

  • 4分の1

  • 16分の1

の大きさの円、幅のみを使うこと。

2つ目は単色にすることの2つです。

1つ目は規則性のある大きさの円や幅を使うことでデザインが整い、クオリティーが上がってより紋らしさが出ています。

2つ目は色数の少ないデザインに挑戦したかったので単色にしました。



そこに一輪、花が咲いてる。


シンボルマークに使用している色は日本の伝統色の花葉です。

花葉は平安時代から着物の織り色として使用されている、菜の花の花びらの色を表した色です。

菜の花という色もありますが、少し青みがかっていて冷たい印象になってしまうので、赤みがかった優しい印象の花葉を使用しました。


ころんとかわいらしく、優しい柔らかな印象を持ちながら、規則性を持って設計されたデザインはしっかりとした力強さを感じさせます。



さいごに


今回は初めての制作物紹介ということで制作の流れやきっかけにも焦点を当ててコンセプトやデザインについて紹介していきました。

このシンボルマークは制作を進める中でただデザインをするだけではなく、設計やきちんとコンセプトを立て、裏付けを持つことの大切さを改めて学んだ作品です。


大人の女性としてもっと成長していきたい。


きっと私の中でこれからもずっと胸に抱き続けていくことだと思います。

今の自分が100%、いえ常に100%オーバーだと胸を張れるように、これからも少しずつ成長を続けていきます。



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